【コーヒーが冷めないうちに】原作のあらすじ・感想。実際にコーヒーが冷めるまでの時間を計ってみたw
小説から映画化された「コーヒーが冷めないうちに」
全国の書店員が選ぶいちばん売りたい本・本屋大賞2017年ノミネート作品であり
発売から55万部を売り上げるベストセラーだとかで。
映画はまだ観てはいませんが
コーヒーと有村架純ちゃんが好き!!
という理由で、原作を先に読んでみました。
なんじゃそりゃ
目次
簡単なあらすじ“この喫茶店に来れば過去に戻れる?”
舞台は、とある喫茶店での話。
その喫茶店に行けば
自分の希望する過去に戻ることができるという。
ただし、時間を移動するにあたっては幾つかのルールがある。
そのうちの一つが
「過去に戻れる時間は喫茶店の店員が淹れる1杯のコーヒーが冷めるまでの間」
というもの。
その他にも
・過去に戻っても起こった事実を変えることはできない
・その喫茶店に来たことがある人にしか会えない
・時空を移動するには決まった席に座ること
などのルールがあります。
過去に戻れるという噂を聞きつけて多くの客が来たものの
そのルールを聞くとたいていの人は過去に戻ることを諦めるという。
そんな中でもそれを頼りに4人の女性が、それぞれの思いを胸に過去に戻ることを希望して、時空の空間を移動する。
移動した先で、それぞれの出来事に向き合いながら、また1歩前進していく。
“4つの物語からなる”という紹介もあったので、短編小説かと思いきや
それぞれの話が少しずつ続いていくので、結果的に全部読んだ方が面白いです。
短編小説だからと、目次で好きなところから選んで部分的に読むと分かりづらくなるでしょう。
“4回泣けます”のとおり・・・あれ、泣けない!?
この小説の帯に“4回泣けます”って書いてあったので
さぞ感動するのだろうと泣く気満々で読み始めたのですが・・・
私にはその期待が大きすぎたようで。
結果的には泣けませんでした。笑
ただ、良い話ではありますし、感動する場面もいくつかありました。
個人的には姉妹の話と夫婦の話がグッときましたねぇ。
最後の親子の話は、タイムトリップあるあるの?
物語の時系列が分からなくなり、混乱して読み戻ったりしたために
感動がうすれちゃったかな?と思ってます。
まぁ、その辺のタイムラグを理解するのが苦手な私ですので…
頭の回転がちゃんとしてる人は、混乱しないかと思います!笑
コーヒーがどのくらいで冷めるか実験してみたw
この物語のキーワードになる“コーヒー”。
過去に戻る人は、1杯のコーヒーを淹れてもらい
戻れる時間はそのコーヒーが冷めるまでの間だけ。
時空を移動した先では、そのコーヒーが冷めるまでに飲み干さなければならない。
さもなければ元には戻れないというルールのもと
過去に戻った人たちは、コーヒーの温度を確かめながら
それぞれに会いたい人と会話をする。
そもそも“コーヒーが冷めるまでの時間”って、会話なんかする余裕あるの?!
っていうのが、読んでる最中ずっと疑問に思っていたところなので。←素直じゃない
このブログを書きながら
実際にコーヒーを淹れて冷めるまでの時間を計ってみました!
結果は・・・15~20分。
はい、途中でストップウォッチを止めるの忘れてたのでw
おおよその時間です。
予想通りそんなに長くはないですよね。
15~20分で人は何を話せるだろうか。
(余談の余談ですが、今人気の歌舞伎町ホストの帝王、ローランド様の接客は
初めての予約客だと5~10分くらいだそうです。驚)
しかもただ談笑するだけではなく、相手との間に色々と問題を抱えていて
それを確かめたかったり、あるいは謝りたかったり、感謝を伝えたかったり。
言葉を伝えるのって、簡単なようで難しい。
大事な話こそ、時間をかけたいものですが制限時間なるものがあると
よほど準備していないと、きっと上手く話なんてできないよなぁ。
なんて感じました。
おわりに
この小説には続編があと2冊
「この嘘がばれないうちに」と
「思い出が消えないうちに」というのがあり
「コーヒーが冷めないうちに」の続きの内容も書かれているようなので
シリーズも続けて読んでみたいですね。
小説自体は、割とサクッと読めると思いますので
1杯のコーヒーをお供に、物語に浸ってみるのも楽しいのではないでしょうか♫
映画自体は
「コーヒーが冷めないうちに」と
「この嘘がばれないうちに」を元に製作されているそうです。
映画オリジナルのキャラクターも登場するとのことで
映画も気になるところですが・・・
とりあえず、続編を読んでみようかなと思います。
余談ですが(2回目w)
夏のアイスコーヒーの消費量
半端ねぇぇぇ。