原田マハ「生きるぼくら」の感想。信州長野の美しい舞台背景に惹かれる。
食欲の秋だから。
を言い訳におやつを買い足す
万年ダイエッターの shizuku です。
最近、「肥満は自己管理ができていない証拠」
みたいな言葉をみつけてグサッと心に傷を負っています。笑
ダイエットは自分との戦いですもんね。
モデルでもない限り、誰かに言われてやるもんでもなく自分が気にするかしないか、ですから。←ある意味ポジティブw
そんな話はおいといて。
最近、原田マハさんの小説「生きるぼくら」を読み終えたので
その感想をちょっと書いてみようかなと。
あと、映画化するならこんなキャストが良いんじゃない!?
ってのが読んでる最中、頭からずっと離れなかったので
妄想のキャスティングを発表したいと思ますw
誰が興味あんねん!(゜゜)
目次
引きこもりの青年が米作りを通して再起する感動のはなし
いじめから引きこもりとなった青年 麻生人生(あそうじんせい)。
ずっと世話をしてくれていた母が突然家を出て行ってしまった・・・!
一人残された青年・人生はなんとか「生き抜くために」と母が残していった年賀状のつてを頼りに4年ぶりに外へ。しばらく会っていない父方の祖母の住む蓼科へ向かった。
ところが久しぶりに会ったばあちゃんは認知症になっていた。
孫の顔を見てもどこの誰だか理解できない状態。
さらにばあちゃんの家には、自分の知らない見知らぬ若い女性が一人。
人生が小学生の頃に離婚した、父親の後の再婚相手の義理の娘であった。
一緒に住んでいるという。名前は中村つぼみ。
そこで人生は、自分の父親が病で亡くなったことを知る。
息子を亡くしたショックから、ばあちゃんは認知症になっているようだった。
物語の中でその症状はさらに悪化する。
帰る場所も、生活のあてもない人生は
蓼科でばあちゃんとつぼみと3人、共に生活を始めることにした。
蓼科で知り合った温かい地元の人々に助けられ
ばあちゃんの認知症の回復を願って始めた“米作り”を通して
自分自身の“人生”を取り戻していく…
そんな内容になっています。
妄想で映画化のキャスティングを考えてみたw
物語の舞台となるのは、信州長野の蓼科。
長野県には行ったことがないので、どんな所かははっきりとは分かりませんが
小説の中に出てくる、御射鹿池や生活の背景を彩る八ヶ岳から想像
すると、これが映像化できれば凄く綺麗だろうな…と感じていたので。
映画にするならこんなキャスティングで♫
っていうのが以下、私の勝手な妄想w
麻生人生・・・菅田将暉さん
中村つぼみ・・・杉咲花さん
ばあちゃん・・・市原悦子さん
(追記:享年82歳で2019年1月に亡くなられました。私の憧れで大好きな女優さんでした・・・もう少しそのお姿を拝見したかったです。どうぞ安らかに・・・)
志乃さん(色々と世話を焼いてくれる近所で食事処を営むおばちゃん)
・・・夏川結衣さん
田端さん(人生が蓼科に清掃員として働き始めた介護施設の職員)
・・・光石研さん
みたいな感じでしょうか。
この辺でアイディアが尽きた・・・笑
表紙のデザインにも注目!日本画家 東山魁夷の美しい作品。
この文庫カバーの表紙デザインに使われている絵は
小説の中にも出てくる、御射鹿池がモデルとなった「緑響く」という名の物。
そして今年はなんと!
生誕110年ということで10月24日から東京・六本木にある
国立新美術館で東山魁夷展が開催中なのであ~る!←ちびまるこちゃん風
※2018年の情報です
8月から10月上旬までは先に京都の美術館で展示されていたところで
関西圏に住む私にとっては、まさにタイムリーな美術鑑賞ができるところだったのですが、育児のためもちろん見に行くことはできず・・・(T_T)
この表紙のデザインが気に入ったという理由で
この小説を選んでいたこともあったので
この展示はぜひとも行きたかったのですが。泣
長野県には信濃美術館に併設して、東山魁夷館があるみたなのでいつか行ってみたい旅行先リストに入れておきたいと思います♪
おわりに
この小説を読むと、無性におにぎりが食べたくなります。笑 ←ただの食いしん坊かよ
お米づくりの話が詳しく出てきているので
農家の方々の苦労もこの小説を通して感じました。
改めてお米を食べられることって幸せだなぁと感じたのです。←印象に残ったのそこかい
物語の伏線として、主人公の青年・人生が蓼科へ行こうと決めるきかっけになった
年賀状にも隠されたある秘密があるのですが・・・
それは物語の後半で明らかになります・・・!
さらに、私が手にした文庫版のあとがきを落語家の桂南光さんが担当されていいて
「何で??」と思って読んでみると、原田マハさんの作品「楽園のカンヴァス」を読んでから師匠がファンになり、その後イベントで出会ってから意気投合して仲よくなったとのこと。
このあとがきも含めて楽しめた1冊となったと思います。
美術小説もたくさん書かれているこの著者・原田マハさん。
私も次のマハさんは、「楽園のカンヴァス」にしたいです(*^_^*)
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